物理が苦手だった私が独学で大きく偏差値を上げた方法

この記事では
・高校物理の勉強を続けているけど、なかなか偏差値が伸びない
・効率的に物理の偏差値を上げる方法を知りたい
・予備校には通わずに偏差値を上げたい
・物理が苦手だと感じている
といった方に、物理が苦手だった私でも大学受験の際に実践して偏差値を大きく上げることができた勉強法をお伝えしたいと思います。私は予備校での対面授業は授業の速さに理解が追いつかずあまり効果を感じなかったため、独学で偏差値を上げる勉強方法を考えました。そしてこれから紹介する方法を実践して、あらゆる模試で偏差値60以上を取り続けることができるようになりました。一例として以下は当時受験した北大入試オープンの結果です。

点数、偏差値、順位

目次

3つのステップで偏差値を確実に上げる

物理が伸び悩んでいる人は「基本を十分に理解する」ということができていない可能性が高いと思います。私は基本が十分に理解できていないのに、入試が近づいているからと焦って応用問題に挑戦して勉強した気になるという状態になってしまっていましたが、少しパターンを変えられたりすると解けなくて、模試で高得点を獲得することが難しくなっていました。今伸び悩んでいる人は早いうちに基礎からやり直しましょう。基礎ができていると、その後の応用問題や入試問題の見え方も変わってきますよ。

私は以下のステップで進めることで物理の偏差値を上げて、安定させることができました!

STEP1)参考書で徹底的に基礎習得

まずは参考書で基本を習得しました。私が実際に使用していたのが「物理のエッセンス」という教材です。


基礎から丁寧に解説されていて、大変わかりやすい教材となっています。これ一冊を完璧にすることで、基礎がしっかり理解できてかなりレベルアップしたことが実感できました。

★進め方
1単元ごとに、わからない箇所がないほどに徹底的に理解するようにしました。ここは時間をかけて、確実に理解できたと感じるまで次のステップには進まないようにしました。途中で少しでもわからないと思ったところは調べるなどして潰していき、例題や練習問題も全て解けるようになるまで解き直しました。1単元でここまでできたら次のステップです。

STEP2)問題演習をする

参考書で1つの単元について基礎を固めたところで、問題集を用いてその単元の問題演習をして、理解度の確認、補強をしました。問題集は難しすぎない、基礎的な問題から応用問題まで入っているものが良いと思います。私は「セミナー 物理基礎+物理」という問題集を使っていました。その他、学校で使っている問題集などでも良いと思います。

★進め方
間違えたもの、わからなかったものには印をつけて、全てが解けるようになるまで繰り返しました。(できなかったものに×をつけて、2回目は1つ×がついているもの、3回目は2つ×がついているものを解いて、×がつくものがなくなるまで解いていました)
全てが解けるようになったら、もう少し難易度の高い問題に取り組みます。

STEP3)応用問題に取り組む

ここまでである単元について基礎が身につき、基本問題〜少し応用問題まで解けるようになりました。次に入試問題程度の難易度の問題に取り組んでいきました。私は「物理重要問題集」を用いていました。

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これをSTEP2の問題集と同様の進め方で進めていきました。
ここまでで1つの単元完成です。この3つのステップを全ての単元において繰り返しました。

単元の順番

私は物理のエッセンスを前から順番に力学→波動→熱→電磁気→原子の順番で進めました。これを読んでいるのが3月〜7月あたりの、まだ受験まで時間がある場合はこの順番で問題ないと思います。ただ、それ以降の場合はあまり残り時間がないため最後まで十分に終わらない場合のことも考えて、入試に必ずといっていいほど1題は出題される、力学、電磁気を先に終わらせる方が良いかもしれません。つまり力学→電磁気→波動or熱→原子で、時間がない場合は原子は他の単元に比べて出題頻度が低いため、軽く学習する程度にする必要があると思います。(受験する予定の大学の出題傾向に合わせてここは考えてください)

気をつけること

ここまでに紹介した方法で大体の大学の入試問題には対応できる力がつきました(北海道大学、神戸大学、横浜国立大学あたりの入試問題で8割くらい取ることができるようになるはず)。ただ、レベルの高い大学(大阪大学以上くらい)を目指している方は、この3STEPが終わった後に、さらに難易度の高い問題も練習する必要があることを覚えておいてください。つまり、入試までの勉強の計画で例えば11月に上のSTEPを終わらせることを目標にしていると間に合わない可能性があるので、9〜10月に終わらせてそれ以降はさらに難易度の高い問題に取り組むなど、余裕を持った計画を立てておきましょう。

教材としては「名門の森」が有名ですね。

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まとめ

ここまでで紹介した3つのSTEPをしっかりとこなすことで、物理が全然できず授業にもついて行けていなかった私が独学で大きく偏差値を伸ばすことができました。今、物理が苦手、偏差値が伸びないなど悩みを抱えている方には、ぜひお勧めします!